Jim Beam always mixes with the best.
独自の製法から生み出されるバーボンと同じく、カクテルづくりに対しても新たな創造性で技術を生み出し続けている。
Muddling.
オールドファッションといったカクテルには、マドリング作業が重要である。野球で使うバットのような形状の小さな乳棒で、ミキシンググラスに入れた材料をあわせ、一緒に押しつぶすと、混ざりあって新たな味わいが生まれる。
Layering.
近年、ブラックチェリークーラーなどのカクテル等で使われるレイヤリングは、ますます、その人気を上げている。ショットグラスに材料をもっとも重い順から注いでドリンクに層をつくる技法だ。混ざりあって層が崩れないよう、バースプーン(またはティースプーン)を使って慎重に注がなければならない。密度の違いでこのような層ができ、混ざらずにいられる。綺麗な層をつくるには、材料についてそれぞれの密度を調べておく必要があり、アルコール濃度が低くなるほど、重くなる傾向がある。
Shaking.
1930年代に有名になったシェイクの技は、その後カクテル業界の紛れもないシンボルとなっている。シェーカーには2種類あり、従来のシェーカーは、通常ステンレスで作られ、内蔵のストレーナーを含む3つのパーツから成る。それに対して最新のシェーカーはパーツが2つで、ボストンミキシンググラスとトップのみとなっている。シェイクするには通常、氷をシェーカーの3分の1か半分まで入れ、そこに材料を注ぐ。次に、シェーカーの蓋を閉め、シェーカーが十分に冷えてくるまでリズミカルにシェイクする。最後に、適切なグラスにシェーカーの中身をこして注ぎ入れる。ただし、炭酸成分を含む材料は決してシェイクしないこと。
Blending.
カクテル技術のなかで一般的ではない技ながら、電気ブレンダーなしにはつくることのできないメニューもある。フレッシュなフルーツやシャーベット状の氷を使うメニュー、例えばケンタッキー・マルガリータなどがそうだ。ブレンドする際は、崩した氷と一緒にブレンダーに材料を入れる。10秒から30秒の間ブレンドし、混ぜあわせてから、グラスに直接注ぎ入れる。
Building.
氷などを入れたグラスにすべての材料を慎重に注ぎ入れるだけ。ビルドは、主に炭酸成分を含む材料を使うカクテルをつくるための技術だ。
Stirring.
多くのカクテルづくりにおいて欠かせない技術。氷で埋めたミキシンググラスに材料を注ぎ、バースプーンでよくステア、つまり「かき混ぜる」こと。最後に、こしてからカクテルグラスなどに注ぐ。