MAKE HISTORY INTERVIEW OF ROLA
自分のセンスやこだわりを信じて活躍するローラ。ファンやスタッフとの関係、これからのキャリアなど、さまざまな視点から見えてくる、ローラのMAKE HISTORYとは―。
アメリカ、ケンタッキー州ルイビルの南にあるジムビーム蒸溜所。バーボンの本場として知られる土地にローラはいた。伝統の製法を代々受け継ぐことで歴史をつくってきたジムビームは、MAKE HISTORYという言葉の重みを知っている。今回、彼女自らがジムビームの故郷を訪ね、MAKE HISTORYを表現することに挑戦する。そこでローラは何を感じとったのか。そしてこれから新しい歴史をつくっていく彼女が思い描く、自分自身のMAKE HISTORYとは―。
自分らしさを活かした表現。
ファンへ感謝を伝える場所としてつくった「ROLA`S FAN CLUB」。その中でも特に力を入れているのが、自身がアートディレクションを手掛ける会報誌「Rmagazine」。そのクオリティの高さは、ファンだけでなく多方面で話題をさらっている。
「いつも、どういうものを表現したいか、その時のテーマをもとにスタッフとじっくり話し合って決めるの。今回は、ジムビームが大切にしている『MAKE HISTORY』というキーワードからインスピレーションを広げていく感じで表現したの」。常に自分らしさを大切にするローラの意向を伝え、チームを一つにまとめながらクリエイティブをつくり上げていくのがローラのスタイルだ。そこには、少しでもいいものをつくりたいという強い意志が感じられる。
いつでもポジティブ。
モデルやタレントなど、ローラの活躍するシーンは多岐にわたる。しかしどんな状況でも自分流に現場を楽しむスタンスは変えないという。「慣れたスタッフの場合も、新しいスタッフで仕事をする場合も、どっちも好き。自分たちでつくり込んでいくのがクリエイティブだし、ちょっと時間がかかるかもしれないけれど、その分できあがった時の感動も大きいから」。
「はじめて日本に来たとき、小学3年生くらいまでずっとジェスチャー混じりだったのを覚えてる。日本語がぜんぜん話せなかったんだけど、友だちとの嫌な思い出は一つもなくて、楽しい思い出しかないの」。子どもの頃からとにかく面白いことが大好きで、自分なりにアレンジして楽しむ、そんな性格もファンやスタッフを惹きつけるローラの魅力なのかもしれない。
LAから感じること。
現在一年の半分はLAで過ごすようにしているというローラ、その理由とは。
「自分の英語力を伸ばしたいというのがまずあったかな。環境を変えることで集中できるし、英語だけじゃなくて演技や歌の練習もしてる。夢を叶えるために今までとは違った場所をあえて選んだところは大きいと思う。日本では仕事をしっかりこなして、LAではレッスンを中心にして自分を磨いているところ」。自分では飽きっぽいところがあるというローラだけれど、はた目には努力家の印象が強くのこる。
LAに行って文化の違いを感じたり、日本の良さにあらためて気づかされたり、いい刺激を受けながら感性を磨いているようだ。
夢のためにチャレンジするMAKE HISTORY。
「これからのキャリアについては、すごく迷ってる。これはもう、50歳になるまでずっと迷ってるかも」と話すローラだが、興味がわいたことが自分の成長につながるか、自分が本当に好きかをいつも大事にしているという。そして、たくさんの人に夢を持つきっかけを与えられるようになりたいとも語っている。
「ファンのみんなにとってもプラスになるようなことをしていきたい。今、オペラを練習しているんだけど、オペラの世界ってあまり知られていないの。本当に素敵な世界観があるオペラを、私を通してみんなに知ってもらえたらうれしいな」。最近では、そうした活動が認められてか、海外からのオファーも届くようになっている。そんなローラが将来に描いているヴィジョンはどんなものだろう。
「もう一つ人生の楽しみは、5年後かなって思ってる。30歳をちょっと過ぎたころだし、結婚もしてるんだろうな。素敵な未来のためにも、今チャレンジできることを精いっぱいやろうって決めてる。失敗しても、リスクがあると思っても、やりたい気持ちの方が大きいからね」。なにより明るくて、前向きなローラは、将来へのヴィジョンも明快。きっと自分だけの素晴らしい歴史をつくっていってくれるはず。ローラのMAKE HISTORYはまだまだ始まったばかりだ。